手取り計算シミュレーション|給与・年収からかんたん計算【2026年版】

手取り計算とは、額面(給与や年収の総支給額)から所得税・住民税・社会保険料を差し引いて、実際に口座へ振り込まれる金額を求めることです。月収や年収を入力するだけで、控除の内訳と手取り額がすぐにわかります。

手取り計算の仕組み

このツールが額面から手取り額を計算する手順と、前提としている条件をご説明します。

手取り額はこうやって計算しています

数値と税率はすべて国税庁(NTA)の公表資料にもとづいており、時点で確認済みです。計算に含まれない項目は、結果とあわせて対象外として表示されます。

計算のステップ

  1. 額面の収入を年間の金額に換算します。
  2. 給与所得控除を差し引き、給与所得を求めます。
  3. 基礎控除やその他の控除を差し引き、課税所得を求めます。
  4. 所得税の税率表を課税所得に段階的に適用します。
  5. 所得税額に復興特別所得税(2.1%)を加算します。
  6. 住民税(課税所得のおよそ10%)を計算します。
  7. 健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険などの社会保険料を、額面のおよそ15%として計算します。
  8. 額面から所得税・住民税・社会保険料をすべて差し引いた金額が、手取り額です。

前提としている条件

  • 正社員などの給与所得者を前提としており、個人事業主やフリーランスの所得は対象外です。
  • 1年を通じて日本に居住していることを前提としています。
  • 住民税率は都道府県・市区町村ごとに多少差がありますが、全国平均に近い10%として計算しています。
  • 配偶者控除や扶養控除など詳細な家族控除は、入力欄があるもの以外は計算に含まれません。
  • 会社負担分の社会保険料は従業員の手取りに影響しないため、含まれません。
  • 賞与(ボーナス)は考慮せず、年間の給与が均等に支払われるものとして計算しています。

各項目の説明

入力フォームの各項目が、計算結果にどう影響するかをまとめました。

額面(税引き前)収入

税金や社会保険料が引かれる前の、給与明細でいう「額面」の金額です。

結果のすべての数値がここから計算されます。年収・月収・週収のどれで入力しても、自動で換算されます。

課税年度

この計算が対象とする年度(2026年)です。

税率や控除額は年度ごとに決まるため、年度によって結果が変わります。

都道府県

お住まいの都道府県です。

住民税は都道府県・市区町村ごとに課税されるほか、健康保険料率も都道府県によって異なります。

扶養人数

配偶者を除く、扶養している親族の人数です。

扶養人数に応じて所得控除が増え、課税所得が下がります。

年金保険料(任意)

ご自身で拠出している年金保険料を、割合または金額で入力します。

年金保険料は課税所得から差し引かれるため、入力しないと税額が実際より高く計算されます。

社会保険料を除外(詳細設定)

社会保険料を計算から外し、所得税・住民税だけを確認できます。

国ごとに社会保険の制度が異なるため、税率だけを比較したいときに便利です。

その他の控除(詳細設定)

基礎控除に上乗せしたい年間の金額を入力します。

まだ入力欄がない、その他の所得控除がある場合にお使いください。

額面と手取りの違い、2026年の税制改正のポイント

額面と手取りの違いとは

額面(総支給額)とは、会社があなたに支払う給与の合計金額のことです。求人票や雇用契約書に書かれている「月給30万円」「年収500万円」といった金額は、この額面を指しています。一方、手取りとは、額面から所得税・住民税・社会保険料などを差し引いたあとに、実際に銀行口座へ振り込まれる金額のことです。

一般的に、手取りは額面のおよそ75〜85%程度になるといわれています。ただし社会保険料には収入に応じた上限があるため、額面が上がるほどこの割合はやや下がる傾向があります。正確な金額を知りたい場合は、年齢や都道府県、扶養人数を入力できる上の手取り計算ツールをご利用ください。

額面から引かれるもの

額面と手取りの差にあたる控除は、大きく分けて税金と社会保険料の2種類です。

  • 所得税:課税所得に応じて5〜45%の累進税率で課される国税です。
  • 住民税:前年の所得をもとに都道府県・市区町村が課税する地方税で、税率はおよそ10%です。
  • 健康保険料:標準報酬月額に都道府県ごとの料率をかけて計算し、会社と折半します。
  • 厚生年金保険料:標準報酬月額の18.3%を会社と折半して負担します。
  • 雇用保険料:失業時の給付などの財源で、給与額に応じて負担します。
  • 介護保険料:40歳以上65歳未満の方が、健康保険料とあわせて負担します。
  • 子ども・子育て支援金:2026年4月分から新設された制度で、会社と折半して負担します。

【早見表】月収別・手取り額の目安

額面の月収から、おおよその手取り額をまとめました。年齢や扶養人数、お住まいの地域によって実際の金額は変わります。

月収別の手取り額早見表
額面月収 手取り額の目安
15万円 約12万円
20万円 約16万円
25万円 約20万円
30万円 約24万円
35万円 約27万円
40万円 約31万円
45万円 約35万円
50万円 約38万円
60万円 約45万円
70万円 約52万円
80万円 約58万円
100万円 約71万円

【早見表】年収別・手取り額の目安

額面の年収から、おおよその年間の手取り額をまとめました。

年収別の手取り額早見表
額面年収 手取り額(年間)の目安 手取り額(月換算)の目安
300万円 約237万円 約20万円
400万円 約314万円 約26万円
500万円 約389万円 約32万円
600万円 約460万円 約38万円
700万円 約527万円 約44万円
800万円 約591万円 約49万円
900万円 約659万円 約55万円
1000万円 約726万円 約61万円
1200万円 約855万円 約71万円

もっと細かく確認したい場合は、上の手取り計算ツールにご自身の年齢・都道府県・扶養人数を入力してください。

2026年(令和8年)の税制改正で「年収の壁」が178万円に

2026年度の税制改正により、いわゆる「年収の壁」(所得税がかからない年収の目安)が、103万円から段階的に引き上げられ、令和8年分・令和9年分は178万円になりました。これは基礎控除と給与所得控除の最低保証額を合計した金額で、パートやアルバイトで働く方の年収の目安としてよく使われます。本ツールの基礎控除も、この改正後の金額をもとに計算しています。

ふるさと納税をすると手取りは増える?

ふるさと納税は、自己負担額2,000円を除いた寄付金額が、翌年度の住民税・所得税から控除される制度です。手取り額そのものが増えるわけではありませんが、実質的な税負担を抑えながら返礼品を受け取れる点がメリットです。控除できる金額には年収や家族構成に応じた上限があるため、限度額を確認してから寄付すると安心です。

手取り計算に関するよくある質問

手取りとは何ですか?額面とどう違いますか?

手取りとは、額面(総支給額)から所得税・住民税・社会保険料などを差し引いたあと、実際に自分の口座に振り込まれる金額のことです。額面は、税金や保険料が引かれる前の金額を指します。

手取りはだいたい額面の何割くらいになりますか?

一般的には、額面のおよそ75〜85%が目安です。ただし年齢・扶養人数・お住まいの都道府県によって社会保険料や住民税が変わるため、正確な金額を知りたい場合は上の手取り計算ツールをご利用ください。

年収と手取りの違いは何ですか?

年収は税金や社会保険料が引かれる前の1年間の総支給額で、手取りはそこから控除を差し引いたあとに実際に受け取れる金額です。求人情報に書かれている年収は、通常この額面の年収を指しています。

ボーナス(賞与)にも税金や社会保険料はかかりますか?

はい、賞与にも所得税・住民税相当分・社会保険料がかかります。ただし社会保険料には年度累計での上限額が設けられているため、複数回のボーナスがある場合、上限に達するとそれ以降の保険料負担がなくなることがあります。

ふるさと納税をすると手取りは増えますか?

手取り額そのものが増えるわけではありません。自己負担額2,000円を除いた寄付金が翌年度の住民税・所得税から控除されるため、実質的な税負担を抑えながら返礼品を受け取ることができます。

転職時に前職の年収を聞かれたら、手取りと額面のどちらを答えるべきですか?

額面の金額で答えるのが基本です。手取り額は扶養人数や保険の加入状況によって個人差が大きいため、採用担当者は通常、額面の総支給額をもとに給与水準を判断します。

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